デフォルト(債務不履行)に陥っているブラジルの零細・小規模企業の数が過去最多を記録しました。25日付伯メディアが報じました。信用情報を扱う民間企業、セラーザ・エクスペリアンがまとめたもので、3月のデフォルト零細・小規模企業は前年同月比6.9%増、前月比0.7%増の538万社で、16年3月に統計を取り始めてから最も多くなっています。
セラーザ社エコノミストは、「経済活動の低調さが現金調達を困難にし、さらにインフレも加わり、零細・小規模企業の遅延債務や負債を増加させた」としています。
デフォルトに陥っている零細・小規模企業数を州別で見ると、最も多いのはサンパウロ州(176万6797社、前年同月比6.5%増)で、増加率で多いのは14.8%増のアマパー州でした。リオ州の増加率は13.5%増でした。