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黄熱病が拡大 感染88件、死者43人 11:46

 ミナス・ジェライス州東部で顕在化した黄熱病が、次第に拡大を見せています。今月26日までに88件の感染が確認され、死亡も43件を数えています。過去最多85件の感染が確認された2000年を超え、記録が開始された1980年以降最大の流行になっています。現時点では都市部での感染は見られていません。国内各メディアが報道しています。

 全国では423件の感染の疑いで調査が進められており、最も多いのはミナス州で383件、以下エスピリト・サント州32件、バイーア州6件、マット・グロッソ・ド・スル州ゴイアス州が各1件となっています。今回の流行で確認された感染のうち21人は昨年12月半ばまでに初期症状が現れた患者でした。サンパウロ州でも3件の死亡が確認されています。

 厚生省では今回の流行について拡大の早さを指摘、ミナス州で最初に患者が発生したのは今年始めでしたが、現在では51市、486件に増えています。感染が確認されたのは84件で、383件が調査中です。オズワルド・クルス財団の医師は、「患者の数はもっと多く、広範囲にわたっている事が疑われる」と述べています。流行の要因としては、森林伐採や、病気を媒介する森林地帯の蚊の繁殖に有利となる気候の変化などが考えられると指摘しています。同医師は、「昨年末からサルの死亡が報告されていた。黄熱ウィルスがさらに広まっている兆候だったかも知れない」との見方をしています。

 厚生省は今年のワクチン備蓄を1150万本分追加し、うち600万本は今回の流行州へ配布するとしています。同省は流行地域を訪問する人に予防接種を奨めています。