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37%の市で熱病の警戒または流行リスク

 地元メディアによると、厚生省が10月から11月にかけて国内2284市を対象におこなった調査で、デング熱チクングニア熱、ジカ熱の発生状況において警戒状態か、流行の危険がある市が37.4%にあたる855市に上ることが分かりました。同調査は、これら3つの熱病ウィルスを媒介するネッタイシマカの繁殖指数(LIRAa)を調べるために行われたもので、24日に結果が公表されました。
 22の州都の中では、クイアバ市が流行のリスクがあるとされ、アラカジュ、サルバドール、リオ・ブランコベレン、ボア・ビスタ、ビトリアゴイアニアレシフェマナウスの9都市では警戒状態とされています。サンルイス、パルマスフォルタレーザ、ジョアン・ペッソア、テレジーナベロ・オリゾンテサンパウロリオ・デ・ジャネイロマカパー、フロリアノーポリスカンポ・グランデ各市とブラジリアでは許容範囲の状態としています。
 厚生省は、北東部や南部ではタンクやドラム缶、貯水槽などが、蚊の主な繁殖源となっており、南東部では、植木鉢やビン、プール、雨どいなどで繁殖、北部や中西部ではゴミ箱が繁殖源と指摘しています。
 ブラジル旅行計画中の人で上記都市訪問予定の人は、注意してください。