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欧州向けの麻薬密輸摘発=グアルーリョス国際空港=

 地元での報道によると、連邦警察が23日、グアルーリョス国際空港で大量の薬物を空輸貨物として積み込んでいた業務補助企業従業員、元従業員からなる犯罪グループを逮捕、薬物を押収しました。
 この犯罪グループは欧州向けの薬物密輸を望む麻薬業者の依頼を受け、1回の請負料50万レアル(約1500万円)で貨物として積み込んでいました。これまでに500キロを超えるコカインが輸出されたとしており、80億レアル(約2500億円)もの金額が動いたと見られています。
 捜査当局は摘発に向け、8カ月間も秘密裏に捜査を続け、23日に80人の捜査官を動員、グアルーリョス市、サンパウロ市、モンガグア市で一斉に摘発しました。
 当局の調べでは、コカインの入った包みはゴミ収集車で運び込まれ、ターミナル内で通常の荷物を運ぶコンテナの中に紛れ込ませていました。航空会社、ゴミ収集企業は全く関与が認められませんでした。