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歯科医院内で犯罪が多発

 地元メディアによると、サンパウロ市歯科地区評議会の調査によって、過去5年間に州内歯科医の4人に1人が勤務中に盗難の被害や強盗に襲われた経験があることが分かりました。サンパウロ州内約1000人の歯科医に対するアンケート調査の結果分かったものです。最も多いのが盗難事件で、19.2%の医師が被害に遭っています。強盗に襲われたのが8.7%でした。調査では、13.1%がハラスメントの被害を受け、6.8%が暴行を加えられていたことも分かりました。
 同評議会のミヤケ・クラウジオ委員長は、「調査は歯科医がターゲットとなる理由や、犯罪の種類を探るために行われた。判明しているのは、犯罪者達にとって歯科医は限られた空間内で働いているため、助けを求めることが難しいことから狙われやすい状況にある」と指摘しています。