地元メディアによると、ブラジルを訪問中の日本の寿司職人の小川洋利さんが、22日、サンパウロ市内の鮮魚店を視察しました。視察したのは市営市場(メルカード・ムニシパル)内の鮮魚店「アマミ・タマリ」「マール・アドリアチコ」「キ・ペイシェ」、セントロ地区の「シリ・コメルシオ・デ・ペスカードス」などです。
小川さんは、魚介類を見るだけでなく臭いや指先で触っての質を確かめ、「これまで私が訪問してきたインドなどの国と比べ良い魚ではあるが、日本の一般的な魚の質とクラブれば雲泥の差」とブラジルの魚に厳しい評価を下しました。同氏によれば、ブラジルでは一つのショーケースの中に良品質の魚と低品質の魚が一緒に並べられているため、良い魚を買うためにはよく見比べることが大切としています。
視察では魚の種類別に細かく観察、「サバは良いものと悪いものが混ざっている」「ティラピアは新鮮に見えるものがあるが、淡水魚は魚が育った水質が重要」「アジは驚くほど大きい。赤い目の魚は質が落ちている」「ヒラメはつやがあり身が引き締まっているものが良い」「マグロの中トロは色が濃いもの、赤身はつやがあるものが良い」などと感想を述べました。