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国内の喫煙者数は減少傾向

 地元メディアによると、ブラジル地理統計院が10日発表した調査で、ブラジル国内の喫煙者数が2008年の2440万人(全人口の18%)から13年には2190万人(同15%)に減少したことが分かりました。調査を監督したマリア・ビエイラ氏は「屋内での喫煙を禁止する法律が作られたことや禁煙に関する各種キャンペーンが効果を上げた」と喫煙者減少の説明をしています。実際、喫煙者の86.2%がたばこのパッケージに記載されている健康に対する警告を気にしており、52.3%がキャンペーンに促され禁煙を考えたことがあると回答しています。

高学歴者に少ない喫煙者

 性別によるデータを見ると、男性の19.2%と女性の11.2%が喫煙しています。年齢別では18〜24歳が10.7%、25〜39歳が13.2%、40〜59歳が19.4%、60歳以上が13.3%で、中高年層に多くの喫煙傾向が見られます。
 学歴と喫煙者数の関係では、未就学または小学校中退の喫煙者が20.2%と最も多く、小卒または中学校中退が16.6%、中卒または大学中退は10.4%、大卒者は8.8%でした。