地元メディアによると、サッカーのウクライナ・プレミアリーグ「シャフタール・ドネツク」に所属するブラジル人選手5人とアルゼンチン人選手1人が、19日にフランスで行われた親善試合後にウクライナに戻ることを拒否しました。同クラブのリナト・アフメトフ会長は選手らが戻らない場合の解雇を示唆しています。
ウクライナ入りを拒否しているのはブラジル人のDFイジマイリ、MFフレッジ、ドウグラス・コスタ、アレックス・テイシェイラ、FWデンチーニョの5人とアルゼンチン人のファクンド・フェレイラの計6人。17日に起きた武装勢力によるマレーシア航空機の撃墜が選手の入国拒否につながったと見られています。
ウクライナ・プレミアリーグで5連覇中のシャフタール・ドネツクはロシアとの国境沿いのウクライナ東部にクラブハウスを構えています。ウクライナの大富豪として知られるアフメトフ会長は「選手らにはクラブとの契約がある。もし戻って来なかった場合、困ったことになるのは彼らだ」としています。
同クラブには、サッカー・ワールドカップ(W杯)にブラジル代表として出場したFWベルナルジを始め、合計12人のブラジル人選手が所属しています。