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W杯の抗議デモ再燃

 地元メディアによると、サンパウロ市で13日、今回で3回目となるサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会開催に対する大規模抗議デモが行われました。参加者1500人が繁華街を中心に平和的にデモ行進を行っていましたが、夜になると暴力的な様相を見せ始め、デモを監視していた1700人近い軍警察官たちが対応に追われました。このデモで5人の参加者が逮捕されました。
 ラルゴ・ダ・バタタ街を出発したデモ行進は、パウリスタ大通りを通過した午後9時過ぎから一部の参加者が騒ぎ出し荒れ始めました。軍警察官らは大通り沿いの各銀行の支店前で警備態勢を固めていましたが、ブラジル銀行の1支店が略奪行為に遭い、サンパウロ美術館付近では自家製爆弾が爆発するなど、暴力的なデモになり始めました。
 荒れ始めたデモを規制するため軍警察隊が、米大手コーヒーチェーンのスターバックスの店舗を取り囲んだため、中にいた顧客と従業員らが一時的に閉じ込められたりしました。