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サンバ学校の副会長が撃たれて死亡

 地元メディアによると、リオ市のサンバ学校(エスコーラ・デ・サンバ)の名門「アカデミコス・ド・サルゲイロ」の副会長が14日帰宅中に銃撃を受け、16日に担ぎ込まれたリオ市内の病院で死亡しました。死亡したのはマルセロ・フレイレ副会長(47)で、別のサンバ学校「シキーニョ・ダ・マンゲイラ」を訪問後、徒歩で帰宅中に腕、太もも、腹部などに複数の銃弾を受けていました。
 フレイレ氏は救急車で搬送された病院で緊急手術を受け、手術当初は命に別状はないとされていましたが、2日後に死亡しました。犯人は自動車内から銃撃したと見られ、市民警察では殺人未遂事件として捜査を進めています。
 リオ市では過去にもサンバ学校の幹部が射殺される事件が起きています。2012年5月にサンバ学校「インペラトリズ・レオポルジネンセの元メストレ・ダ・バテリア(打楽器隊の総監督)だったマルコーニ・サクラメント氏が、リオ郊外のパゴージ練習場を出たところで銃弾を浴び死亡しています。
 今年のリオのカーニバルは2月28日から3月4日まで行われ、12団体が演奏とダンスの実力を競う予定です。