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離婚と財産二分を迫られ老妻を射殺

 サントス市近郊のリゾート地プライア・グランデに住む年金生活者のアルフレッドさん(76)が9月中旬、老妻ジャシンタさん(75)に向け至近距離から発砲、射殺しました。射殺後夫は、残っていた銃弾で自殺しました。調べに当たった警察は、夫の遺言状ともいえるメモを発見しており、メモにはジャシンタさん殺害の理由が認められていました。それには、「妻とは25年間も生活を共にしてきたが、最近になって財産を二分して離婚しようと申し出てきた。自分はこれに反対だ。ジャシンタは民事裁判所に離婚と財産分与を請求した訴訟を起こしたが、妻とは正式な結婚ではないので、訴訟は無効だ」と書かれていました。
 妻を射殺後自殺したアルフレッドさんは、夫婦の葬儀費用として現金2500レアル(約150,000円)を葬儀会社宛に送付していました。このことから警察は、覚悟の無理心中と見ています。