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宝くじでマネーロンダリング

 犯罪によって得た不当利益金を表に出す麻薬業者のマネーロンダリング資金洗浄)が問題になっていますが、先ごろブラジルで、宝くじを利用したマネーロンダリングの実態が明らかになりました。
 方法は、宝くじに当選した人が銀行に現れると、犯罪者とつるんでいる銀行の窓口担当者が、「当たりくじを持った人が来た」と、つきあいのある犯罪者に知らせる。犯罪者は銀行に現れ、宝くじ当選者に「プレミアムをつけて買いたい」と持ちかけ、当選くじを購入する。犯罪者はそのくじで当選金をもらい、堂々と不正な金を表に出す。何かで追求された場合、宝くじに当選した、と言い逃れが出来、当選金を受け取ったのが事実であれば、それ以上は追求できない。
 実に巧妙な方法です。当局の調べによると、1日に54枚の当たりくじを交換に来た猛者もいたといいます。こんななかで、疑惑の中心にいるあるスーパーの経営者は、8年間に連邦宝くじを525回も的中させ、250平方メートルしかなかった店舗を、いまでは敷地7000平方メートルの堂々とした店舗にしているそうです。当局も調べはしたものの、とうとう起訴までは持ち込めなかったとか。宝くじ利用のマネーロンダリングは、このように非常にうまい方法なのです。
 犯罪は頭が切れなくては出来ないといいますが、実にうまい方法を考えたものです。