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サンパウロでカーニバル期間中、携帯電話1,035台が盗難

 サンパウロ都市圏ではカーニバル前とカーニバル期間中(10日から13日まで)に1,035台の携帯電話(強盗66件、窃盗477件)と多数のキャッシュカードが盗まれました。警察治安部隊は183台の携帯と598枚のキャッシュカードを回収し、54人の容疑者を逮捕しました。ブラジルのメディアによると、捜査官は花柄のシャツやショートパンツ、アクセサリーで変装し酒宴に潜入、犯人を逮捕したということです。

 報道によると、捜査官はブラジル代表チームやサッカークラブの花柄のシャツ、ショートパンツ、帽子、キャップ、サングラス、さらにはキラキラ光るアクセサリーで変装し、酒宴の客になりすまし街頭のカーニバルに潜入、携帯電話やキャッシュカードの強盗・窃盗犯を逮捕しました。公安事務局の調べでは、カーニバル前開催の3日から4日とカーニバル期間中の10日から13日の間にサンパウロ都市圏で1,035台(昨年は1,762台が盗難)の携帯電話が盗まれました。

 捕まった窃盗犯は携帯電話6台を下着の中に隠していたり、バッグの中に18台を隠し持っていたりしていました。10日に逮捕された女窃盗犯は22台の携帯を持ち歩いていました。この他、サンパウロ南地区では71枚のキャッシュカードを大量所持した男が逮捕され、サンパウロ・サンバドローム近くで他人名義の銀行カード450枚を所持した男も逮捕されています。

 回収された携帯電話とキャッシュカードは持ち近く持ち主に返却される予定です。これからもサンパウロ市ではポストカーニバルが開催されお祭り騒ぎが続きます。街頭パレードもにぎやかに行われるため、警察は一層警戒を強めています。