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ブラジル最高裁、各州の優先順位変更を停止

 ブラジルのメディアによると、連邦最高裁判所は3日、新型コロナの2回目の投与が遅れるようなことがあると、行政上の不利益が生じたとして担当公務員が罰せられる可能性を指摘しました。18州の市町村は、ワクチン不足を理由に、2回目の投与を中断しています。

  最高裁のリカルド・レヴァンドフスキ判事は、州政府に優先グループの予防接種順序の変更を許可したリオデジャネイロ裁判所の決定を一時停止する声明を発表しました。技術的および科学的基準に従っている限り、優先グループの順序を変更できますが、リカルド判事は「変更が2回目の投与に影響を与える場合、責任者は罰せられる可能性がある」と述べています.

 保健省は3月、州や市町村へのガイドラインを変更し、「2回目の接種のために保管されたワクチンを1回目の接種に使用できる」と変更しました。しかし、18州の都市は、ワクチン不足で2回目のワクチン接種を中止しています。保健省によると、ワクチンの配布は製造会社に一任され、「入手出来るかどうかは会社に依存している」と公務員の采配では無いとしています。

 最高裁判事は「ワクチンには使用期限があり、有効期限が過ぎて廃棄されるようなことは許されない」と述べています。