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公務員566人を「汚職」で追放

 国内メディアによると、国家透明性管理総監督省は12日、同省の主要な活動に関する集計を発表し、今年1月から11月間に不正行為を行ったとして公務員566人を「追放」処分にしました。このうち371人は汚職に加担したとしています。処分した公務員は昨年は506人でしたが、今年は増加、2003年以降で最も多くなりました。

 汚職で追放された公務員は、個人的利益のために役職を利用、賄賂または不当な恩恵の受け取り、個人的活動への資金の流用、行政不誠実、公的資金および国家財産への損害などが理由に挙げられています。

 同省の発表では、今年1月から11月の期間に連邦政府の内部管理措置を通じ計72億3000万レアルの公的資金が国庫に返納されました。返納されたのは、入札および契約のキャンセル、不当に支払われた資金の回復、コスト削減などによるものです。