15日の各メディアによると、リオデジャネイロ州保健局は同州中南部バレンサ市で黄熱病による2件の死亡を発表しました。12日に山間部のテレゾーポリス市で確認された黄熱病死を加え、同州内では今年に入って確認された黄熱病死亡は3件になります。このほかバレンサでは、もう1件の黄熱病感染者が確認されています。
同州で現在までに感染が記録されているのは森林型黄熱で、ヒト以外の霊長類(サル)をウィルスの宿主とし、Haemagogus属およびSabethes属の蚊がウィルスを媒介します。ネッタイシマカがウィルスを媒介する都市型黄熱は1942年以来、国内では記録されていません。
リオ州では昨年7月から、州内の全92市がワクチン接種の推奨地域になっています。