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減少しない14歳以下の出産

 エスタード紙によると、2007年に15~19歳の母親から生まれた新生児の割合は全体の20.1%で、16年には16.7%に減少しました。また母親が10~14歳の新生児の割合は、07年の0.94%から16年の0.85%へとわずかに減少しましたが、危険が伴う15歳以下の妊娠・出産は過去10年間、ほとんど減少していません。保健省のデータで明かになりました。

 16年に誕生した280万人の新生児のうち2万3900人が10~14歳の母親から誕生した新生児です。アマパー州在住で14歳で妊娠した女性は、母親に妊娠を知らせた2カ月後に未熟児の男児を出産しましたが、家族の反応と妊娠への不安から、出産前診断を2回しか受けていませんでした。早産は尿路感染症のためでした。女性は妊娠検査薬で陽性でしたが、妊娠していない可能性もあると考え、家族に伝えるのを数週間遅らせました。「妊娠中には何も感じなかった。痛みやつわりもなかった。足が腫れてきてめまいや吐き気を感じるようになり病院へ行ったら、即入院するように言われた」と話しています

 専門家は、「この年齢では生殖器官が完全に成熟していないため生物学的な危険性があり、妊娠中のケアや身体の変化も理解していない」と指摘しています。このため10~14歳の年齢層の妊婦のグループは、新生児1000人に対する死産の割合は15.1件で、全体の平均(10.9)より高く、2.5キロ未満の低体重の割合や早産の割合も全体の平均より高くなっています。