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銃器押収4.8万丁=サンパウロ州=

 各メディアによると、サンパウロ州警察当局は2015年1月から17年7月までに4万8292丁の銃器を押収しました。多くは38口径回転式拳銃ですが、飛行機を落とす能力を持つ大口径ライフル銃も含まれていました。ニュース専門チャンネル「GloboNews」の調査で分かったものです。

 非政府組織「Instituto Sou da Paz」によると、この期間に押収された1万3223丁は38口径回転式拳銃で、「対物ライフル」などと呼ばれている50口径ライフル銃も14丁押収されました。同組織は、この2年と7カ月の間に1カ月平均1558丁の銃器が押収されたとしています。

 押収された大口径ライフル銃の大部分は米国製で、パラグアイをはじめとする南米の近隣諸国から非合法ルートを通って国内に流入し、犯罪組織の手に渡ったと見られています。ブラジルでは、現金輸送車襲撃犯が大口径ライフル銃を使用する事例が増加しています。