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44%が「非常に満足」=15歳の生活満足度調査=

 経済協力開発機構OECD)が19日に発表した2015年度PISA(国際学生評価プログラム)調査の「学生の満足度」報告書で、ブラジルの15歳生徒の生活に対する満足度が先進国の生徒より高いということが分かりました。国内メディアが報じています。72カ国の15歳の生徒54万人を対象に行なわったもので、ブラジル青少年は授業時間外のインターネット使用が他国よりも多いという結果も見られます。

 調査は、0(最悪の生活)から10(最高の生活)の指標を設定、生活の満足度を選択するよう求めています。ブラジルの平均は7.59で、OECD加盟35カ国の平均7.31をわずかに上回っています。「非常に満足している」(9および10)と答えたブラジル人は44.6%で、OECD加盟国の平均(34.1%)を上回りました。「非常に満足している」との回答が高かった国はドミニカ共和国(67.8%)、コスタリカ(58.4%)、コロンビア(50.9%)となっています。アジアの韓国や香港では20%にも達していません。

 「不幸」(0から4と回答)と回答したブラジル人は11.8%で、OECD加盟国の平均と同じでした。