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2月の小売実質2.3%減 4月以降はプラスの見込み

 国内メディアの報道によると、ブラジルの2017年2月の小売売上高は前年同月に対し実質2.3%縮小しています。小売開発協会がまとめた指標で分かりました。売り上げは縮小していますが、落ち込みは2015年4月以降で最も小さく、落ち込みペースは減速しています。同協会加盟の小売チェーンの見通しは、3月まではマイナスになりそうですが、4月以降はプラスに転じると予想しています。

 同協会は、スーパーマーケットや食料品店チェーン、薬局、香水店が含まれる非耐久財部門の17年2月の売り上げは16年2月に対して実質2.6%のマイナスで、3月には前年同月比4.6%減とさらに大きく落ち込みますが、4月には4.6%、5月には1.2%の拡大を見込んでいます。衣類や履物、書籍、スポーツ用品などの半耐久財部門の今年2月の実質売上高は前年同月比2.0%減でしたが、3月は5.6%、4月は2.4%、5月は7.4%、それぞれ拡大すると見ています。耐久財部門も半耐久財と同様に3月から上向くと予想しています。耐久財部門の今年2月の売り上げは前年同月に対して実質1.4%のマイナスでしたが、3月は前年同月比5.6%増、4月は同2.9%増、そして5月は同6.3%増になるとみています。