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ビジネス街で月平均50件の強盗事件=サンパウロ市=

 地元メディアによれば、今年1月から9月までにサンパウロ市内で起きた強盗事件は11万9063件に上り、昨年同時期の11万4437件から約4%増加しています。サンパウロ州公共保安局の発表で判りました。
 ニュースサイト「フィケン・サベンド」がの集計では、1月から6月の間で最も多くの強盗事件が起きた通りはサンパウロ中心部のビジネス街で、305件(月平均50件)でした。強盗が狙ったのは歩行者や自転車利用者で、中心地域の人の動きが多い場所、市周辺へ伸びる大通りで多く発生しています。治安関係の軍警予備少佐は、「ビジネス街のような場所では、制服の警官と私服の警官がコンビで予防的なパトロールを行う必要がある」と話しています。
 公共保安局は今年上半期だけで397人を現行犯逮捕し、603件の犯罪を解決したとしています。しかし、「強盗事件は経済危機を反映し、他の州でも増加している」と指摘しています。