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ジルマ大統領が書簡で意見表明

 地元メディアによると、職務停止中のジルマ・ロウセフ大統領は自身に対する弾劾請求を審理する上院特別委員会に書簡を送り、「法的および政治的な茶番劇の犠牲者となった」と意見を表明しました。この書簡は、ジルマ氏の弁護を務めるジョゼ・エドゥアルド・カルドーゾ氏(元法相)が同委員会で公表しました。
 同書簡は30ページにわたる長文で、ジルマ大統領への質疑応答が行われる委員会審理に出席しない事を決めたために委員会に送付しました。その中でジルマ氏は、「運命は、いつも自分に大きな挑戦を残している。そのいくつかは克服できないように見えたが、私は乗り越える事ができた。言葉で表せない拷問の痛みに苦しみ、病気の痛みも経験した。そして今日、不公正により、言いようのない痛みに苦しんでいる。今この瞬間に最も自分を痛めつけているのは不公正であり、最も痛む事は、自分が法的、そして政治的な茶番劇の犠牲者になっている事である」と述べています。
 弾劾請求の根拠の一つとなっている議会の適切な承認なく追加支出の大統領令を出したことについて、「何の不正行為もなかった」と主張しています。同氏は、2015年の7月と8月、まだ議会により承認されていない財政目標の見直しに基づく予算割り当てを承認したことで年次予算法をないがしろにしたとして告発されました。この財政目標見直しは同年12月には承認されました。ジルマ大統領は「この大統領令において、法的に背任罪が生じた事を示す可能性はない。定められた財政目標を軽視した事もない。憲法を攻撃するようないかなる不正も行っていない」とも主張しています。
 公的銀行への農業生産者への補助金支払いを遅らせた会計操作については、この収穫計画の管理責任は自分ではなく財務省にあったとし、「農業計画に関するいかなる規則や管理の問題も、私の意思決定レベルに任されてはいなかったし、そうあるべきでもなかった。金融機関に送金する支払い金額や期限を定めたのは大統領府ではない」と説明、最後に上院議員に対し「真に中立で公正な人々は、この茶番劇に自分の経歴を結び付けるような事はしない」とアピールしています。