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ペトロブラス汚職捜査で裁判所が司法取引を承認

 国内メディアによると、連邦裁判所報告官のザバスキ判事は24日、ペトロブラス汚職関連でマシャード・トランスペトロ(ペトロブラス子会社、元上院議員)元社長と連邦検察庁の司法取引による供述を承認したと発表しました。現在、マシャード氏が録音したと見られる民主運動党有力者のジュカー元企画相との会話がメディアで公開され、ジュカー氏が汚職捜査を妨害したと波紋を広げています。
 録音された中でジュカー氏は、「この出血を止めるためには、政府を代えなければならない」などと発言、これが捜査妨害計画と受け取られて、ジュカー氏は否認しながらも企画相を辞任しました。
 録音されたものはジュカー氏との会話だけでなく、カリエイロス上院議長、サルネイ元大統領との会話も暴露され、いずれも捜査に影響を与えるような内容に成っています。両者は、無関係と声明を出しています。