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軍隊がリオ五輪全競技場でテロ対策を実施

 地元メディアによると、リオ・デ・ジャネイロ市の海軍学校で24日、陸軍特殊作戦部隊司令官のマウロ・シノット少将が来年のリオ五輪パラリンピック開催中に行う対テロ作戦計画を発表しました。同司令官は、競技が行なわれる全ての場所で個別のテロ対策を実施し、テロ対策センターには同市の東部軍部隊系列のテロ予防撲滅共同部隊が派遣されると説明しました。
 サッカーの試合が行われる開催都市やリオ市の競技会場では、統合戦略センターを設置。特に化学、細菌、放射線・核分野など各軍活動は公安部門と協力して行われます。競技開催中に疑わしい状況があれば警告、通報ができるよう従事する人たちを訓練し、ブラジル情報庁と法務省の協力を得て国防省が統括するとしています。今後数カ月以内に、五輪・パラリンピックの仕事をする人やタクシー運転手、バスの運転手、ホテル、バーなど大勢が集まる公共の場所で働く人たちを対象にしたテロ対応策を教授していきます。