地元での報道によると、ブラジリアとエスピリト・サント州ビトーリア市間を運行するタン航空(TAM)JJ3518便の女性客が14日、「この飛行機を爆破する自爆テロの人間爆弾になりたい」と発言したためフライトが中止され、女性客に対して搭乗拒否の処分が取られました。タン航空側は、国内線及び国際線の安全基準に基づいた措置を取ったと発表しました。
同航空機にはエスピリト・サント州のパウロ・アルツンギ知事(ブラジル民主運動党=PMDB)やレナト・カーザグランデ前知事(ブラジル社会党=PSB)、同州の下院議員らも搭乗していました。
カルロス・マナト下議(連帯党=SD)は「50〜60代の落ち着いた雰囲気の女性に見えたが、次第に政治に対する怒りをあらわにするようになり、機内が不穏な空気に包まれた」と振り返っています。さらに同下議は、この女性が搭乗拒否を受ける前に複数回にわたって座席を変更したことも証言しています。