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デング熱がサンパウロで猛威

 地元メディアによると、サンパウロ市保健局の8日の発表で今年に入ってからデング熱による死者が4人になったことが分かりました。サンパウロ市でのデング熱による死者は4月6日に6歳少年が今年初めて死亡して以来、新たに3人が死亡し、合計で4人になったものです。
 新たに死亡した3人のうち68歳男性と34歳女性がトレメンベー区に、69歳女性がジャガレー区に住んでいました。ジャガレー区では今年1月からデング熱患者が733人(人口10万人当たり1470人)と報告され、トレメンベー区では323人(同163.7人)と報告されています。サンパウロ州全体では今年1〜4月に5万4423人への感染が確認されています。
 サッカーW杯も近いことから、サッカー選手たちをデング熱からどう守るか、大きな課題になりそうです。
 注)テング熱
 熱帯・亜熱帯地方で主にみられるウイルス感染症。 ネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介します。予防ワクチンはありません。蚊に刺されないようにするのが予防方法です。