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マナウス工業地区の家電生産好調

 地元メディアによると、マナウス工業地区(アマゾナス州)の2014年1〜2月の売上高の合計は13年同時期に比べて24.33%多い137憶6000万レアル(約6192億円)に上りました。主にタブレット型パソコンとテレビの販売が拡大した電機部門は同31.15%の伸びを記録。ここ1年余り危機的な状況に直面していたオートバイ部門もまた、前年同時期を上回る業績を残しました。
 販売が好調なタブレット型パソコンは昨年来の高い生産ペースを維持。今年1〜2月の生産台数は13年同時期を268.10%上回る59万7405台に上っています。消費者に人気が高いプラズマテレビの年初2カ月間の生産数は同452.68%増の41万3395台に、液晶テレビLCD、LED)は同76.86%増の283万2568台になっています。
 こうした電機部門の好調は、6月に開幕するサッカー.ワールドカップ(W杯)が後押ししています。自国ブラジルで開催される大会を最新のテレビで、より鮮明な画像で観戦しようという人が増加しているためと思われます。アマゾナス州工業センターのウィルソン.ペリコ会長も、「例年、W杯開催年には他の年と違って上期(1〜6月)に販売が加速する傾向があり、1〜2月の好調はあらかじめ予想されていたことだ」としています。