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女性殺害後に人肉食

 地元紙によると、ペルナンブコ州ラニュンス市で、今年初めから行方不明になっていた20歳女性と31歳女性の死体が発見され、3人の容疑者が逮捕されました。警察の調べで、この3容疑者がカニバリズム(人間の肉を食べる宗教的儀礼)を信仰し、少なくとも3人の女性を殺害して人肉を食べていたことと、サルガード(軽食類)に被害者の人肉を使用して販売していたことなどが判明し、国内に衝撃を与えています。

ジョルジはかつての犯行内容を執筆

 容疑者はイザベル・ダ・シルバ(51)、夫のジョルジ・ダ・シルベイラ(51)、夫の愛人のブルーナ・ダ・シルバ(25)の3人。各容疑者は、殺害した女性の人肉を調理したパステルとエンパーダを路上で販売していたことを警察に対して供述しています。
 3容疑者は2008年、当時17歳だったジェシカという名前の女性を殺害し、ジョルジは翌年、犯行当時の状況を記した48ページ建ての書籍を執筆しています。その内容は「剃刀を使って死体の皮膚をはぎ、自分たちの体を清めるために3人で人肉を食した」という残虐なもので、ジェシカさんの娘とみられる5歳の少女が3容疑者と共に暮らしていたことも明らかになっています。この少女は現在、同市内の児童相談所に引き取られています。
 警察は、3容疑者がほかにも5人の女性を殺害した容疑があるとして捜査を進めています。