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住民と警察間で小競り合い、3人が負傷

 サンパウロ州サンジョゼ・ドス・カンポス市郊外で22日、2004年から占拠されていた土地「ピニェイリーニョ」で強制退去が実行され、住民と警察が小競り合いになり、3人が負傷し30人が逮捕されました。同日、強制退去に怒った住民による放火事件が多発しました。この小競り合いの前、連邦裁判所が退去命令の無効を発表していたこともあり、一部では強制退去に批判の声が上がっています。
 地元メディアによると、逮捕された30人のうち13人は麻薬密売人でした。警察の踏み込みを事前に知った密売人の多くは、隣り町に逃走していました。現場から大麻マリファナ)1100個とコカイン338キロが押収されました。負傷者は、大統領補佐局員1人、市民警察官1人、軍警察官1人です。住民と警察の小競り合いは占拠地区の周辺にも広がり、図書館、保育園、パン屋、自動車などが相次いで放火されました。
 ブラジル弁護士会のオフィル・カバルカンテ会長は、警察による今回の強制退去を違法だと主張しています。強制退去の実施を前に連邦司法裁判所のサムエル・デ・カストロ裁判官が著名した強制退去の中止令がサンパウロ州司法裁判所に提出されたにもかかわらず、強制退去が実施されたとしています。