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経済成長予想を下方修正

 ブラジル中央銀行が2日に発表した週間調査「フォーカス」によると、今年度の国内総生産(GDP)成長率予想が前回調査の3.40%から3.30%に低下しました。昨年度のGDP成長率は今月中に発表されることになっていますが、同数字も前回の2.90%から2.87%へ6回連続で引き下げられています。
 地元紙の報道では、工業部門の2011年度成長率予想も0.82%から0.78%へ低下していますが、12年度は3.43%となっています。

消費者物価指数も低下の見通し

 エコノミストの話しでは、11年度の広範囲消費者物価指数(IPCA)の上昇率予想を前回の6.54%から6.55%に引き上げ、インフレ目標上限の6.5%を上回ったとしています。しかし12年度のIPCA上昇率予想は5回連続で低下しており、前回比0.01%減の5.32%と予想しています。13年にはインフレ率目標中心の4.5%に近づき、同数字が5%となることが予想されています。