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サンパウロ州地方都市で不動産販売増加

 地元紙によると、サンパウロ市をはじめ大都市圏で土地価格が高騰、今年に入ってサンパウロ市内の住居用アパート、一戸建住宅の売り出し戸数が激減しています。これに対しサンパウロ州の地方部での売り出しが急増。不動産マーケットが様変わりし始めました。
 大手不動産会社コエーリョ・ダ・フォンセカ社が今年1月から4月までの住居用アパート、一戸建住宅の販売状況を調査したところ、サンパウロ州の地方都市では、売り出し戸数が6652戸で昨年同期比で約7倍もぞうかしています。これに対してサンパウロ市内は5271戸に留まっていました。昨年同時期の売り出し戸数はサンパウロ市で9152戸、地方都市で944戸だったことを考えると、いかに地方都市での販売個数が増えたかが分かります。
 地方での販売個数増加について、同社重役のファッチマ・ロドリゲス氏は「住宅購入希望者は住環境の充実した快適な生活を求めている。そのため、比較的低価格の物件を提供できる地方に人気が集まり始めたのだろう」と推測しています。
 地方都市で最も販売戸数が多かったのは、サンパウロ市から北へ60キロ離れたジュンジアイ市。1400戸が販売されました。その内訳を見ると低価格層(1平方メートル当たり3千レアル以下)が33%、中価格層(同3001〜5500レアル)が50%、高価格層(同5501レアル以上)が17%の割合でした。
 不動産会社のフェルナンデス・メーラ社によると、サンパウロ市内で働いている人が近郊都市に移り住み始めています。ジュンジアイ市で売り出された物件を購入した人の30%がサンパウロ市からの移住組でした。ジュンジアイ市で最も人気のある物件は、床面 積70〜80平方メートルで2LDKか3LDKとなっています。
 ジュンジャイ市にはサンパウロ市内からだけでなく、人気の高いサンパウロ市近郊のアルファ・ビレからも転住する人が増え始めています。理由は、人口と自動車の増加で快適な生活が脅かされ始めたためだと言われます。人口の急増で住環境の悪化を恐れるジュンジアイ市では、人口の流入を防ぐため住宅建設に関する新しい条例の模索を始めたほどです。