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W杯と五輪に向けて 水素燃料バスの導入を検討

 地元での報道によると、サンパウロ、リオ両州政府は、2014年のサッカーW杯と16年のリオ夏季オリンピック開催までに導入を検討している水素燃料バスの試運転を行っています。開催年までに全路線の水素バスへの転換を予定しての試運転ですが、専門家らは、導入・普及には数十年かかり現実味がない、と批判しています。水素バスは一酸化炭素などの窒素酸化物を排出しないため、二酸化炭素削減に有効とされ、世界では米国、中国、ドイツとカナダが同バスを導入しています。
 サンパウロ州では10年前から導入が検討されおり、今年に入ってようやく試運行に入ったものです。テスト走行はサンマテウス―ジャバクアラの都市路線で行っており、3か月後には運行に入る予定です。サンパウロ都市圏運輸公社は2011年までに4台に増やすとしています。
 リオ州では今月から学園都市内で水素燃料バスを試運行し、学生や教授、職員などが利用しています。今後、リオ市南部の路線から段階的に導入する方針です。
 自動車業界は水素自動車の商業化に向けて独自の技術開発を行っていますが、水素は化石燃料原子力などからも製造できるため、製造法によっては二酸化炭素の排出元を変えるだけという指摘もあり、アルコール燃料との関係もあって、スムースには行かないようです。