ブラジルのメディアによると、カリブ海の島民が海面上昇で住めなくなり、避難を余儀なくされています。科学者たちは、地球温暖化で今後数十年間にカリブ海と太平洋沿岸に沿った63の町でも避難を余儀なくされるだろうと予測しています。
はやくも避難を始めたのはパナマのサンブラス諸島ガルディ・スグダブ島の住民で、6月からほとんどの住民がパナマ政府が海岸のキャッサバ畑に建てた300戸の住宅に引っ越すか、準備を始めまています。同島住民の避難は、今後数十年間の海面上昇で移転を余儀なくされる63島住民の最初ということになります。
毎年、 11 月と 12 月に強風が吹き荒れると、海水が道路に溢れ、家々に入り込んでいます。気候変動は海面上昇を引き起こすだけでなく、海洋を温暖化させ、より強力な嵐を引き起こし、事態は悪化するばかりのようです。
新住宅にはまだ電気もありません。住民は本土と住み慣れた島を往復、生活物資を運ぶと言います。