中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

ブラジルで押収されたコカインが100トン

 ブラジルの港や空港では2年間で100トン以上のコカインが押収されました。ブラジル・メディアが未公開データを入手、調査したところ、2021年から2023年にかけ港や空港で109.2トンのコカインが押収されていることが分かりました。コカインはコロンビア、ペルー、ボリビアからやってきて、主にヨーロッパへ発送されるものでした。

 麻薬組織は、ヨーロッパのマフィア、ラテンアメリカのグループ、カルテル、アフリカで活動しているグループと結びついていると言います。過去 3 年間に発生した 1,330 件の押収記録を見ると、押収されたコカイン約 78.6 トンが92カ国以上に送られていました。アジアではマレーシア、アラブ首長国連邦、香港がの主な目的地とされています。

 連邦警察のデータによると、海外に向かう途中で押収されたコカインの量が急増しています。 2021年には香港へ向かう40kgが発見されました。 2 年後には、 1 トン半が地球の裏側に送られることになりそうです。国連の最新調査では、オーストラリアではコカイン 1 kg がブラジル価格の 20 倍以上で販売される可能性を指摘しています。国連薬物犯罪事務所は、コカインの生産は近年徐々に増加していると言います。

 ブラジルでよく麻薬押収されているのはサントス港とパラナグア港がトップになっています。2023 年、サンパウロ国際空港では平均して 1 日あたり少なくとも 1 人が逮捕されています。同空港は各国への飛行機便が豊富にあるため、麻薬組織には利用しやすいようです。麻薬運び人には旅行客を装った女性を利用するケースが多く、逮捕される女性も増えています。

 麻薬密輸の増加で政府は、「州政府を支援し、組織犯罪、ギャング、麻薬密売、武器密売を撲滅するよう支援する」として、海軍と空軍はリオデジャネイロサンパウロの港や空港での監視を強化しています。