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「おやすみなさい、シンデレラ詐欺」犯を逮捕=サンパウロ=

 ブラジルのメディア19日付によると、サンパウロ警察は州内の高齢者を騙し、金品を強奪していた43歳の女性を逮捕しました。同時に、彼女の元夫と彼女の24歳の娘も、被害者の口座を操作して金を奪った疑いで逮捕しました。

 今回の犯罪は、犯人が高齢者を騙す手口から「おやすみなさい、シンデレラ詐欺」と呼ばれていました。捕まった女性はソーシャルネットワークやインターネットを介して高齢者との交際に関心を持っているかのように装い、近づきました。頃合いを見て高齢者の家を訪問、世間話をしながら高齢者に薬を飲ませ、寝入ったところで金品を奪うという手口でした。

 犯人はサンパウロ市のほか州内の3市で犯行を重ねていました。サンパウロ市内の69歳になる被害者には、ソーシャルメディアでミケーレと自己紹介し、デートをしたいと近寄ってきました。自宅を訪問した女とは「娘、孫などについて会話」をし、いつの間にか眠り、「目が覚めたときはベッドの下にいた」と証言しています。

 被害者が眠らされている間に女はクレジットカードを盗み、ハイパーマーケットでストーブを購入したりしていました。