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ブラジルの実業家、ワクチン接種の重要性を指摘

 ブラジルのメディアによると、ボルソナロ大統領は20日、40人の実業家との「ブラジルの対話」にビデオで参加、コロナ禍議会調査委員会(CPI)の調査は恐れていないなどと予防接種計画や構造改革について語りました。

 会議で大統領は、ブラジルでは1日あたり3000人以上が新型コロナで死亡しており、ワクチン接種は国が安定成長するための「基本だ」と指摘しました。実業家は、「私たちが望むのは安全な環境だ。そのために構造改革を支持している」と述べました.

 IMFは今年のブラジル経済について、世界経済の中で13位に落ちると予測しています。実業家は「経済の安定、新規投資のためには予防接種が欠かせない」と経済発展に必要なのは予防接種と指摘しました。

 こうした意見にボルソナロ大統領は、「そのために政府は、様々な政策を行っている。今は迅速なワクチン接種が課題だ」と述べました。保健省は、5月から6月までにワクチン接種は順調に進むと見通しを語り、「いまは、感染拡大を防ぐために公共交通機関での密集を避ける有効な策を模索中」としています 同省によると、20日現在ワクチン接種は、人口の12.83%(27,173,331人)まで進みました。