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新文化長官に俳優のフリアス氏が就任

 ブラジルメディアによると、ボルソナロ大統領は19日、就任して3カ月も経たないで文化長官を辞任した女優レジーナ・ドアルテさんの後任に、俳優のマリオ・フリアスさんを任命しました。

 フリアスさんは、1カ月前に大統領府で大統領に会い、そこで就任を要請され受諾していました。新長官は48歳で、ヘンリケ・ピレス、リカルド・ブラガ、ロベルト・アルヴィム、レジーナ・ドアルテ各氏に続き5人目の文化長官です。

 フリアス新長官は、テレビドラマで活躍した他、音楽関係の仕事もこなし、文化方面には明るい人です。これまで一貫してボルソナロ大統領を支持しており、大統領支持の議員と共著を出版したこともあります。

 文化庁の仕事は著作権の保護、歴史的遺産の保存、劇場や美術館の維持など多岐にわたりますが、大統領は新長官に、今年度予算の執行をを任せることになります。国立映画庁、連邦博物館、国立歴史芸術遺産研究所、国立図書館、国立芸術財団などの管理・運営がフリアス新長官の手に委ねられます。