ブラジルメディアによると、ボルソナロ大統領の連邦警察への干渉問題を調査している連邦最高裁判所は15日、セルソ・デ・メロ法務大臣が18日に4月22日に行われた閣僚会議のビデオを見ると報告しました。ビデオは、モロ前法務大臣が「大統領の干渉を証明する内容」としているものです。
この調査は、モロ氏の告発を受け司法長官室が連邦最高裁に要請し開始しているもので、モロ氏は11日、資料全体のコピーを最高裁に提出していました。大統領は連邦警察への干渉を否定しながらも、閣僚会議で連邦警察に触れたことは認めています。ただしそのときは、「家族の安全を目的」とした干渉だったとしています。
モロ氏が法務大臣を辞任したのは、大統領の連邦警察への政治的干渉が原因とされています。
