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サンパウロ市長、癌治療で入院

 ブラジルメディアによると、腹部に不快感を感じた13日、サンパウロ市長のブルーノ・コバス氏は検査入院しました。検査の結果、胃と食道の間に癌が見つかり、市長はこれから治療を続けます。医師団によると、市長の容態は安定している、としています。

 最初の検査では、大腸の中央部に炎症がある大腸炎との診断でした。ところが精密検査で、以前治療を受けた癌の再発と判りました。コバス市長は10月23日、丹毒(下肢感染症)で入院し、右脚に深部静脈血栓症血栓)を発症しました。血栓を特定する検査で、医師は食道と胃の間に癌を検出し、すでに肝臓に転移していました。このとき市長は、化学療法で治療しましたが、医師団は「このときに癌を完全に叩けなかった」としています。