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コロナウイルスが世界市場を直撃

 ブラジルメディア24日付けによると、世界的なコロナウイルス感染者の増加で、投資家は、世界の成長に大きな影響を与え兼ねないと弱気になり、各国の株式市場が軒並み値下がりしています。WHOは「パンデミック」ではないとしていますが、国際的な緊急事態と述べています。

 こうした事態にヨーロッパ株式市場は敏感に反応、大幅な値下がりに見舞われています。中でも7人が死亡し、190人がウイルス感染者とされているイタリアのミラノ市場では5.3%値下がりしました。米国でも3.71%の下落を記録しています。

 中国では感染者の数が減少傾向と発表されていますが、中国以外の国では感染者の増加が報告されており、投資家は世界経済の先行きに疑心暗鬼に陥っています。

 ラジルでは、カーニバルのために株式市場と銀行は休みで、26日に開されます。ニューヨークではブラジル指数ファンドが4.99%下落し、ブラジル企業の株式を集めたブラジル・タイタンズは4.81%下落しています。投資家は株式より安全な金投資に向かい、金価格は7年ぶりの高値を記録しています。世界経済の減速を見越し、石油消費が減すると見て、原油価格は下落しています。