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ブラジル同盟党が認められるか微妙

 地元メディアによると、ボルソナロ大統領は21日、ブラジル同盟党結成大会を前に記者団に、「上級選挙裁判所が結成賛成者の電子署名を認めなければ、2020年の地方選挙には間に合わなくなる」と述べました。新しい政党は、3月までに約50万人の署名を集めなければ、政党として認められず、来年の選挙に参加できません。新党の結成大会は予定通り21日に開かれ、ボルソナロ大統領が党代表に選出される予定です。

 大統領は電子署名が認められなければ、必要な50万人の署名は集められず、来年の選挙への参加は諦めざるを得ないとして、「現在は上級選挙裁判所の判断を待っているところだ」と話しました。この件で検察は18日、上級選挙裁判所に電子署名に反対の意向を伝えています。また、同選挙裁判所長官も、電子署名には反対と伝えられています。

 ボルソナロ大統領は、「政府は新党の創設には関与せず、閣僚も入党しない」と述べ、新党形成に公共の施設を利用しているという批判を退けました。