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サンパウロ市長が癌の治療を開始

 地元メディアによると、サンパウロ市長のブルーノ・コバス氏は28日、胃と食道の間の噴門部に癌が見つかり、今週後半から化学療法治療を開始します。同氏は検査で、肝臓とリンパ節に軽度の病変が認められ、癌が転移しているとされています。

 入院先の病院は、「解剖病理学的検査では、食道と胃の間に腺がんがあり、肝臓とリンパ節にも病変がある。これから市長に3回の化学療法を行う予定」と発表しています。

 同市長は23日、細菌による皮膚感染症の丹毒の治療を受け、2日後には、彼は足の静脈に血栓あると診断され、その後の腹腔鏡検査で悪性腫瘍が発見されました。今後数カ月間、化学療法を受けることになります。

 癌の化学療法は外来でも可能ということですが、血栓症があるため入院して治療を受けます。市長は「私は非常に元気で、職務をこなすのに問題は無い」と述べており、市長を退任する考えはないとしています。