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サンパウロでハシカが猛威

 地元メディアによると、サンパウロ州でのハシカの流行が続き、9日、新たに3人の死亡が確認され、2019年に入って州内で12人が死亡しました。ハシカにかかった人は7649人に上り、この1週間で19%増加しています。

 ハシカの流行を受けサンパウロ州では7日から、6か月から5歳までの予防接種を受けていない子供を対象に予防接種を始めています。11月からは20〜29歳の若者に重点的に予防接種が実施されます。

 ハシカの症状は、体に赤い斑点、発熱、鼻水、結膜炎、口腔粘膜の白い斑点などが特徴です。死亡するのはハシカそのものより、糖尿病などの人がはしかに罹患した場合に重篤化すると言われています。