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刑務所で極小携帯電話など没収 

 10日付伯字紙によると、リオデジャネイロ州刑務所管理当局は、ミルトン・ヂアス・モレイラ刑務所で監房内の検査を実施、多数の電子機器や麻薬などを発見、没収しました。中には全長がボールペンのキャップ程しかない極小サイズの携帯電話機もありました。

 ブラジルの刑務所では携帯電話機や麻薬など多種多様な物品が面会者や刑務所内部の協力者によって持ち込まれます。麻薬を体内に隠し持ち込もうとした女性が逮捕されたとか、鳩を使って携帯電話機を刑務所内に運ぼうとして見つかったとかいう報道も珍しくありません。

 10日の検査では携帯電話機89台、ルーター1台、SIMカード6枚、コカイン90グラム、大麻715グラム、腕時計8個、現金1567レアル(約4万7000円)が発見されています。刑務所管理局は1月から6月までに、刑務所監房内で合計5339台の携帯電話機を発見、没収しています。昨年同時期の没収数(3756台)を大きく上回りました。当局は「法律で認められていない物品の持ち込みを阻止するため、検査を強化する」としています。