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高齢者介護の雇用が10年で6倍

 国内メディアによると、労働省が13日に発表した社会情報年次報告で、2007年から17年に高齢者介護の雇用が6倍以上に増加していることが判りました。高齢者介護に従事する人数は、07年の5263人から17年には3万4051人に増加し、増加率は547%にもなっています。介護雇用が最も増加したのはサンパウロ州で、1万1397人分の雇用が創出されました。その他ミナス・ジェライス州は4475人、リオ・グランデ・ド・スル州が2287人増加しました。

 高齢者介護に次いで雇用が増加したのは、幼年教育の教員で398%増加しています。年齢層では30歳~49歳の男性に大きな増加がみられました。次いで増加したのはフィジカルトレーナーで327%増加しています。サンパウロ州で6149人、リオ・デ・ジャネイロで3374人、ミナス・ジェライス州で2618人増加しました。農産業では、複式収穫機(コンバイン)操作者が253%増加し、サンパウロ州では5552人、ゴイアス州パラナ州でそれぞれ1158人増加しました。