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ソサイチ関東リーグが誕生 日系人チームも参加

 昨年12月、ソサイチ(7人制サッカー)の関東リーグが発足し、日系ブラジル人の集住地・群馬県大泉町から在日日系ブラジル人が主力の「ニュー・セントラル大泉」(本拠地・群馬県大泉町)が参加しました。同チームはリーグ発足に合わせ昨年10月に設立され、発起人で選手兼チーム・マネジャ−の菊田博之さんは「日本ではまだ認知度の低いソサイチだが、ブラジル人はルールや戦術の理解があり、リーグでも活躍ができるのではないか」とチームの活躍に期待を寄せています。
 菊田さんはブラジルでプロ経験(1998年から3年間、サンパウロ州サンタクルゼンセ)を持ち、日・ブラジル両国のサッカー事情に精通しています。「日系ブラジル人は日本社会において活躍の場が限られているが、ソサイチを通じて地元との交流促進になったり、3世、4世の日系子弟たちに夢を与える存在になれるのでは」という夢を持っています。
 同チームの登録選手は約20人。菊田さんの呼びかけで集まった40人の候補者から1カ月かけて選抜しました。同チームのサンタナ監督は、ブラジル人選手の特徴を「テクニック」と捉える一方、日本人選手は運動能力が高いと評価しました。
 チーム主力選手であるオオクラ・ブルーノ選手は2歳から日本で育ち、高校へもサッカー進学をした実力者。プロへの道は進めませんでしたが、「若い選手をリードできるプレーをしていきたいし、こうしてサッカーと関わることができて嬉しい」と喜んでいました。
 1月7日に行われた開幕戦で同チームは、八王子東SCを4―0で下し、幸先の良い白星でスタートを切りました。