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バスターミナルを民営化=サンパウロ=

 地元メディアによると、サンパウロ州のジェラルド・アルキミン知事は16日、同州メトロ公社が運行する地下鉄1号線と3号線に接続する15のバスターミナルの運営を40年間、公開競争入札方式で民間企業に任せると発表しました。入札の公告は既に行われ、落札企業は9月にも判明する予定です。

 州政府の予測では、バスターミナルの運営を民間に任せることでメトロ公社は年間2700万レアル(約9億4500万円)の収入を得るとしています。知事は「メトロ公社はバスターミナルの維持に2400万レアルの赤字を出しているが、民間に任せることで、逆に2700万レアルの収入を得ることになる」と指摘しています。

 バスターミナル民営化では、サンパウロ市のジョアン・ドリア市長も15日、「24のバスターミナルの運営を30年間、競争入札方式で民営化する」と発表しています。同市は、バスターミナルの上にビルを建て商業施設や住居、大学などとして利用することが可能と述べています。