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南部2州の各地で氷点下

 猛暑の続く日本とは反対にブラジル南部は、猛烈な寒波に襲われています。地元での報道によると、アルゼンチンから北上した寒気の影響によるもので、今週に入ってブラジル南部を中心に気温がグングン下がり、多くの市民が震え上がっています。18日は、リオ・グランデ・ド・スル州の15市、サンタ・カタリーナ州内の50市で氷点下まで下がり、サンタ・カタリーナ州山間部のボン・ジャルジン・ダ・セーラ市ではマイナス7.4度、ウルペマ市ではマイナス6.8度を記録しました。

 国立気象観測所は17日、リオ・グランデ・ド・スル、サンタ・カタリーナの南部2州の山間部7市で降雪(ざらめ雪)を観測した,と発表しました。18日には南部各都市で氷点下を記録し、南東部、中西部でも18日から19日にかけ気温が低下するとしています。

 この寒気は中西部の一部にも影響を与えています。サンパウロ市でも18日から気温が下がり12度、市南部のパレリェイロスでは9度を記録しました。冬場でもそう寒くはならないリオデジャネイロ市でも、最低気温が14度まで下がっています。

 ブラジルは南国というイメージが強く、寒さとは縁がなさそうですが、最近の冬場は結構寒くなっています。気温12度くらいですと、暖かさになれているブラジル人には大変な寒さに感じるそうです。