中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

爆弾騒ぎで緊急着陸 サンパウロ着のトルコ航空機

 地元での報道によると、トルコのイスタンブールからブラジルのサンパウロに向かっていたトルコ航空機で30日、爆弾を仕掛けたと警告するメモが機内のトイレで発見されたため、モロッコのカサブランカ空港に緊急着陸する騒ぎが起きました。乗客256人と乗務員18人を乗せたトルコ航空ボーイング777-200型機はグアルーリョス国際空港に午後4時55分到着の予定でした。実際に到着したのは、午後9時37分に変更されました。
 カサブランカ空港に緊急着陸後に乗客は旅客ターミナルに案内され、機内点検は空港内の隔離エリアで行われました。トルコ航空が異常がないことを確認した後、目的地のサンパウロに向けて再び出発しました。
 同機に乗り合わせたブラジル人女性のエライネ・サンパイオさん(33)は、乗務員が乗客に対して何も情報提供しなかったことを兄に話しています。兄のセルジオ・サントスさん(41)は「飛行機が緊急着陸した際、外に警備員が集まっているのを見た妹は、政府関係者が搭乗するのかと思ったそうだ」と証言しています。