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10年ぶりに極貧層が増加

 地元メディアによると、応用経済調査院(IPEA)の最新データでラジル国内の極貧層の人口は2013年度が1045万人となり、1008万人だった前年度より3.7%増加していることが分かりました。極貧層というのは、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が推奨するカロリー基準値を満たすだけの食糧を購入できない国民のことで、過去10年間減少を続けていた極貧層の人口が13年度に再び増加傾向に転じ始めました。
 ブラジル全体で2624万人の極貧者が存在していた03年度以来減少を続け、12年度までに61%も減少していました。昨年から再び極貧層が増加に転じたことになります。